9月18日(水)第29回認知症当事者勉強会(2024年10月26日実施予定)に向けての世話人会が行われました。)仕事終わりに27名がのぞみメモリークリニック(三鷹市)に駆けつけ熱心な話し合いがありました。
今回の話題提供者はNHKディレクター川村雄次さん。
川村さんはこの会の発足から携わり、手弁当で会を支えリードしてきました。また認知症についての取材・番組制作し全国に発信し続けています。川村さんの出発点は看護師石橋典子さん(当時島根県出雲市の重度認知症デイケア施設に勤務)やクリスティーン・ブライデンさん(オーストラリアの科学技術部門の元政府高官、46歳でアルツハイマーと診断されました)との不思議な巡り合いでした。
認知症基本法が成立。この会の役割は終えたのか?
認知症に関わる人たちが集まって認知症当事者と一緒に社会のあり方を考えよう。と認知症当事者研究会が始まったとお話しされました。では何が変わって何が変わらないのか?20年余り、今日までの紆余曲折をわかりやすくお話しいただきました。
認知症の人の顔を頭に描けない、その人の話も聞いていない。言葉もなければ顔もない。という時代の話に衝撃を受けました。厄介者であり、どうやって迷惑をかけないようにするのかと考えられていた時代から、その人を生活者として捉えよう、本人の顔を見ようよ。と変化し「人の顔を持つようになった」という長く険しい道のりに驚きました。
また今では当たり前のようになってきていることも「今までの誤りは何か」を考えることで、これから何をすべきか?が見えたんじゃないか。という発言がありました。
参加されている皆さんのお力で、ぜひこの会を継続してほしいと思いました。
地域認知症サポートブリッジでは、認知症当事者勉強会の活動を応援しています。