2023年6月7日 水曜日
第3回 丹野智文さんのピアサポートを振り返って
場所:のぞみメモリークリニック
前回と同様に、待合室のテレビの前の一角を使って行った。テーブルを2脚合わせて
使用。丹野さんは入り口の方向を向く。丹野さんの前に本人、横に家族がすわる
時間:10:30~ 15:30まで
参加者:当事者6人、家族5人
サポーター:丹野智文さん obs:本多智子
地域認知症サポートブリッジでは、認知症の人のピアサポート活動を応援しています。
会話から一部
Aさんの妻:家にいると、寝ていることが多いです。
丹野さん:やることがないからですよ!テレビを観ていても、ストーリーが追えないと面白くないし。ならば、好きな音楽を聴くとか。でないと眠ってしまう。で、夜、眠れない!
道に迷ったとき、人に聞くことはだいじです。私なんか「会社がわからなくなったので・・・」と言ったら、変な顔されたしさぁ。まぁ、人間、100人いたら3~4人は変ですよ(笑)。そんなやつとは、付き合わない!
財布は自分で持った方がいいですよ。自分のことを自分で決めることにつなが
るから。シニア割引があるからって、6時間も、独りでカラオケで歌うおじい
ちゃんがいますよ。人と関わりたくない人もいるでしょうから、自分のやり方
で楽しむことだってありですよ。でも、働くことは続けた方がいいですよ!
Aさんの妻:字が書けなくなったんです・・・
丹野さん:練習しなくていいですよ!書けないなら、パソコンを使う手もあります。名前だけなら判子だってありますよ!練習して鍛えるものではないですよね。忘れると云うことを認めることがだいじかなぁ。骨折した人に歩け、走れとは言わないですよねぇ。
妻は、僕が認知症と診断されたあと、認知症には野菜がいい、肉がいい、サプリメントやそのほか、色々試してくれました。僕は、そのときは、とても辛かったです。今では「いつも笑っていてね!」と。ストレスフリーが一番です!!