丹野智文さん、三鷹でのピアサポート-12

ピアサポート
日付:2024年8月7日(水曜日)
場所:のぞみメモリークリニック
前回と同様に、待合室のテレビの前の一角を使って行った。テーブルを2脚合わせて使用。丹野さんは入り口の方向を向く。丹野さんの前に本人、横に家族がすわる
時間:9:45 〜 16:50まで
参加者:当事者11人 ・家族9人・友人2人
サポーター:丹野智文さん obs:寺尾康子

丹野智文さんのピアサポート

2024年8月7日(水)のぞみメモリークリニックで丹野智文さんピアサポートがありました。仙台から朝早く新幹線で三鷹までいらしていただきました。目の前の仲間(認知症の人)を笑顔にしたいと元気一杯、笑顔いっぱいのピアサポートでした。
この日は11組の当事者と家族・支援者と対話しました。認知症とともに暮らす中で、どうしたらこれからの毎日を楽しく生きていくことができるかについて一緒に考えました。

地域認知症サポートブリッジでは、ピアサポート活動を応援しています。

スタッフと
今日もありがとうございました!のぞみメモリークリニックと一緒に!

丹野智文さんって?

宮城県仙台市在住の丹野さんは、39歳の若さでアルツハイマー型認知症と診断されました。その当時、自動車販売会社で営業マンをしていましたが、商談したばかりの顧客の顔や名前を思い出せないことがありました。当時はネットや本などで探しても、前向きに生きていくための良い情報もなく、小さな子どもたちや妻を思うと毎日泣く日々があったそうです。
ピアサポートでは、「診断されてから11年以上経っているけど今も元気です」と言って笑顔で始まります。丹野さんの活動は「目の前の認知症の人を笑顔にしたい」という思いから生まれています。

ピアサポートってなんだろう?

ピアは「等しい立場の人」を意味します。ピアサポートは、自らの経験に基づきお互いに支え合う活動です。認知症や精神的な問題・病気・障害など同様の経験を持つ人が支援者として活動し経験や知識、感情を共有します。ピアカウンセリングとは異なり双方が仲間として対話します。専門家の支援とも異なり経験者同士が理解し合い励まし合うことで前向きな気持ちや生きる力が生まれます。
【参考文献】
1)令和3年度厚生労働省障害者総合福祉推進事業 障害者ピアサポート研修における講師の養成のための研修カリキュラムの効果測定及びガイドブックの開発基礎研修テキスト(改訂版vol.1) 2022年3月
社会福祉法人豊芯会 https://www.mhlw.go.jp/content/000998693.pdf
2)令和元年度障害者総合福祉推進事業 障害福祉サービスの種別ごとのピアサポートを担う人材の活用のた めの調査研究
ピアサポートの活用を促進するための 事業者向けガイドライン
社会福祉法人 豊芯会 https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000654213.pdf
3)知ることから始める精神障がいピアサポート川崎市版発行日 令和 2 年(2020 年)3月 編 集 川崎市ピアサポート活動連絡会 発 行 川崎市健康福祉局障害保健福祉部精神保健課 〒 210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地 TEL:044-200-3608
https://www.city.kawasaki.jp/350/cmsfiles/contents/0000118/118786/sirukotokarahajimerupe