2024年5月15日、東京都三鷹市のぞみメモリークリニックでピアサポートが行われました
山中しのぶさんは高知県の希望大使(認知症本人大使)として活躍されています。のぞみメモリークリニックロビーの一角でのピアサポートは今回で2回目。
場所:のぞみメモリークリニック |
前回と同様に、待合室のテレビの前の一角を使って行った。山中さんは入り口の方向を向く。山中さんの前に本人、横に家族がすわる |
時間:2024年5月25日(水)9:15〜 16:00まで |
参加者:当事者6人 ・ 家族 4人 |
サポーター:山中しのぶさん obs:本多智子・寺尾康子 |
山中さんのピアサポートは目の前の人とのコミュニケーションをとることから始まり、仕草や言葉の端はしにみられる変化を感じ取りながら、大切に進めていきます。認知症本人だからわかることを共有しながら、今どのような状態かを見極めているように見えます。
「目の前のその人に今、何が大切か。またピアサポートを終えて自宅に帰った時、家族とより良い関係でいて欲しいなと思って話ます」
と話されました。笑顔がチャーミングな素敵な方です。
地域認知症サポートブリッジでは、認知症の人のピアサポート活動を応援しています。
ピアサポートとは:ピアは「等しい立場の人」を意味します。ピアサポートは、自らの経験に基づき、お互いに支え合う活動です。認知症や精神的な問題、病気、障害など、同様の経験を持つ人が支援者として活動し、経験や知識、感情を共有します。ピアカウンセリングとは異なり、双方が仲間として対話します。専門家の支援とも異なり、経験者同士が理解し合い、励まし合うことで、前向きな気持ちや生きる力が生まれます。
山中しのぶさんは、高知県の高知家希望大使として活動しながら(2019年2月41歳の時に若年性アルツハイマー型認知症と診断を受けました)、認知症になってからのセカンド・ストーリーにハッピーをどんどん増やしていきたいと考え、一般社団法人「セカンド・ストーリー」を開設、また2022年高知県香南市に「でいさぁびすはっぴぃ」を開所。さらに2024年4月には高知市大津に「でいさぁびすはっぴぃ2号店」を開所しています。
山中しのぶさんを紹介している記事が多くあります。
40代シングル、3人の子育て中に認知症診断…絶望からの第二幕は(朝日新聞)
認知症になった私が、介護施設を立ち上げた理由 【山中しのぶさんインタビュー(後編)】(SOMPO笑顔倶楽部)
若年性認知症当事者の山中しのぶさん、高知県香南市にデイサービス開所 「自分は一人じゃない」と感じて(高知新聞)