2023年8月9日 水曜日
第4回 丹野智文さん(山中しのぶさん見学)のピアサポートを振り返って
場所:のぞみメモリークリニック
前回と同様に、待合室のテレビの前の一角を使って行った。テーブルを2脚合わせて
使用。丹野さんは入り口の方向を向く。丹野さんの前に本人、横に家族がすわる
時間:10:23~17:45まで
参加者:当事者5人、家族9人、ケアマネ1人
サポーター:丹野智文さん obs:山中しのぶさん 寺尾康子 本多智子
丹野さんの話から 一部
忘れることは全然かまわない。工夫すればいいですよ。
僕は1日1ページ使います。(自分のノートをGさんと娘さんに見せながら説明する)下が、どんなに空いてても(次の日は)次のページにするんです。
このノートを置き忘れたことがあって、それからは、このノートにGPSを取り付けたんです(笑)。失敗してもいい、ともかく工夫する。
パンを焼いて焦げたら、もう一度、焼くとき目を離さないんです。成功体験で終わらせるんです。うまく焼けたら、その時の(トースターの焼き時間)タイム(ライン)に印をつけるんですよ。
仲間に同じものを買ってきてしまう人がいます。ノートを買ってしまうんです。30冊にもなってしまって。家族は、どうやって買わせなくするか!考えたんですが・・・・。そのノートを児童館にさしあげたんです。これで本人は叱られなくて済むし子供達は喜ぶし、ご主人も(子供達の笑顔を見て)喜んだんです。
どのように対処するかだね。(娘さんの方を向いて)「娘さん、心配をしてもいいけど信じてあげてね」 娘さんがいないと不安?娘さんも心配かな?
料理が出来なくなったと言いますが、一過程のみが苦手になっただけなのに家族は「座ってて!」と言います。料理も切ること、味付けとか色々ありますから。一つできないからといって全てを取り上げないでください。
私は出張の準備をしますが、足りないものがあったらコンビニへ行きます。妻に準備してもらって足りないと妻を攻撃してしまうから。自分が使うノートは自分で買って来てくださいね。自分で買ったものは使うんです。自分で決
めたから。
地域認知症サポートブリッジでは、ピアサポート活動を応援しています。